アクセス
コンタクト

Infomation薬局のお便り

手軽にできる薬膳のお話<12月号>

日中も気温が上がらず朝晩も冷え込み冬本番ですね。日に日に寒さが身に染みていく感じがします。

12月は、自然界の動物が冬眠するように人間の体も冬眠状態のように身体機能が低下します。エネルギー代謝低下や冷えにより血行不良や体温調整不調、また体の成長・発育・老化や泌尿器を司る腎機能に不調が現れやすくなるといわれます。また、暖房による乾燥にも気を付けたいところですね。
まず体を温める季節の食材は、にら、ねぎ、かぶ、鮭の他、今年豊漁の寒ブリなどがおすすめです。身近な生薬では、辛子、八角、陳皮(みかんの皮)があります。
血行改善が期待できる食材はチンゲンサイ、法蓮草、蓮根、牡蠣などがおすすめ。
乾燥対策は、紅茶、緑茶を常飲すると簡単ですね。旬を迎えたレモンや白菜の他、蜂蜜、チーズ、ヨーグルト、牛乳などもおすすめです。生薬は、カリンや杏仁、松の実、白胡麻が身近ですね。
それでは、身近な食材を上手に取り入れ、健康な毎日をお過ごしくださいね。

◎おすすめメニュー◎
蜂蜜カリン、レモンティー、杏仁豆腐、かぶのレモン和え、豆乳鍋

<執筆協力>

前橋市本町2-5-4 二階
薬膳イタリアンLA ITAMESHI
国際薬膳食育師オーナーシェフ
松井 祐友貴